2023/12/04
皮膚に潜む常在菌②~表皮ブドウ球菌~
みなさん、こんにちは(^^♪
常在菌には、悪玉菌が暴走しないように皮膚の環境を守っている『表皮ブドウ球菌』と『アクネ菌』が存在しています。
今回は『表皮ブドウ球菌』の働きについてお伝えしていきます。
【表皮ブドウ球菌】
・表皮ブドウ球菌は、ぶどうの房状に集まる性質から『ブドウ球菌』と呼ばれています。皮膚表面や鼻の中などに生息する常在菌の代表格です。
・基本的に非病原性ですが、体内に侵入して感染症の原因になる場合もあります。
・表皮ブドウ球菌は、肌に潤いを与え、老化を抑制する働きをすることから『美肌菌』とも呼ばれています。
・汗などによって肌がアルカリ性に傾くと。黄色ブドウ球菌などの悪玉菌が増え、肌トラブルの原因になります。そこで表皮ブドウ球菌が、汗や皮脂を脂肪酸に分解することで皮膚を弱酸性にし、角質層の水分を保持するグリセリンを作り出します。
・さらにアミノ酸を主成分とする抗菌ペプチドという物質をつくり、悪玉菌の増殖を抑える働きがあります。
《まとめると》
表皮ブドウ球菌は汗や皮脂を・・・
①グリセリンを生成⇒角質層の水分を保持
②抗菌ペプチドを生成⇒悪玉菌の増殖を抑える
③脂肪酸に分解⇒皮膚を弱酸性にして悪玉菌の増殖を防ぐ
皮膚表面胃にいる菌はすべてが悪いものではなく、表皮ブドウ球菌のように潤いを保つ為に必要な菌も存在している!
ということを覚えておいてください(^^♪
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