みなさん、こんにちは(^^♪

今回は日和見菌についてお話していきます。

 

『瘦せ菌』と『デブ菌』の正体は日和見菌！！

腸内細菌の約7割を占める日和見菌は、バクテロイデス門とファミキューテス門の2種類が主に活発に働いています。

バクテロイデス門は悪玉菌を好む日和見菌。

ファミキューテス門は悪玉菌を好む日和見菌。

一般的に「痩せ菌」といわれているのはバクテロイデス門の細菌です。このバクテロイデス門の細菌が生み出す短鎖脂肪酸が「痩せ」と関わっています。

短鎖脂肪酸は、バクテロイデス門の細菌が食物繊維やオリゴ糖を分解した代謝産物として生み出される酢酸や酪酸、プロピオン酸などの物質です。善玉菌であるビフィズス菌も酢酸をつくりますが、腸内細菌の約7割が日和見菌なので、バクテロイデス門の細菌が短鎖脂肪酸産生の多くを名なっていることになります。

実は、私たちの脂肪細胞と交感神経の神経細胞には、短鎖脂肪酸が関わっているんです。

腸から血液中に取り込まれた短鎖脂肪酸が脂肪細胞に働きかけると、脂肪の取り込みが止まり、脂肪細胞の肥大、つまり肥満を防いでくれるというのです！！さらに、短鎖脂肪酸が交感神経の神経細胞に働きかけると、心拍数を増やしたり、体温をあげる働きをすることが分かっています！！

つまり、短鎖脂肪酸は『脂肪蓄積の抑制』と『エネルギー消費量の増加』を同時に行わせることでエネルギー代謝をコントロールし、肥満を抑える役目を担っていると考えられています。これが『瘦せ菌』といわれる理由です☆

その他にも短鎖脂肪酸には様々な働きがあります。

 

反対に・・ファミキューテス門の細菌はわずかな食べ物から大量のエネルギーをつくり、余ったエネルギーを脂肪として蓄える働きがあります。これが『デブ菌』といわれる理由です。

 

肥満の人と健康な人の腸内フローラを比較したところ、肥満の人ではファミキューテス門の細菌が多く、バクテロイデス門の細菌が少ないことが明らかになっています。

 

腸内環境を整えることで、痩せやすく健康的な美しさを手に入れることができるんですね(^^♪

年末年始、生活が乱れやすくなる時期ではありますが、腸内環境を整える習慣はぜひ続けてください☆彡

 

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